蘇州セーター工場の仕事

また昨日の土曜日から蘇州の工場へきました。
日曜日の朝、日本も大雨で警報とか出ているようですが、こちらも雨模様。ただ、工場へ向かうときはほとんど降っていなかったのでいつものように運動がてらに40分ほどの道を歩いて行きました。

いつも通っているのに当たり前すぎて意外と気づいていない!
宅急便の大手の申通(SHEN TONG シェントン)と 韵达(YUNDA ユンダー)のこの地区の配達の中継点です。

どれくらいの間隔で一つあるのかはまた調べますが、そのあとは写真にもある、小さな三輪自動車とか、オートバイとかが配っていきます。上海とかでは10棟程度のマンション群なら4つくらいで一つはこういう中継点があり、住宅地ではほとんどここへ自分で取りに行くようになっています。これなら不在配達もなくてすむし、日本もこうすれば運ぶ人の負担も少なくなるのではないでしょうか。ネット大国中国、買い物もネットが多いし、こうしないと全てを手元まで運ぶというのは人口からしても無理ですよね。
こういう田舎では、運ぶ人も顔見知りで、運んでいる最中だとか、まで手元にないとか、今工場の門に置いたとか、常に連絡も取り合っていますね。

さて 今回は中国蘇州のセーター工場でこういう仕事をしているということを簡単に説明します。

我々のセーターはクイック生産のものが多くオーダーがあってから出荷までが1ヶ月程度です、サンプルの時間を入れても40日程度でしょう。要するにサンプルが遅いと間に合わないのでオーダーはほぼ出ません。まずはオーダーを取るために2日程度で ほぼそれでOKが出る程度のサンプルを作らないといけません。
今はコロナの緊急事態宣言や台風などで服の売れ行きはよくありませんが、修正サンプルや新しいサンプルの依頼が金曜日〜火曜日に来たもの、を火〜木曜日までに一回送り、その間にくるサンプル依頼をまた土曜日〜月曜日に送る、、、というようなことを繰り返します。
当然お客さんも我々だけに依頼しているわけではないので、サンプルのレベルが普通以上でスピードがないと参入することもできないということです。
金曜日と月曜日は出荷もあるので、だいたい金〜月曜日はほぼ蘇州にいるという感じです。

1、 素材は今は価格の安いものが多いので、それほどいい素材は使わないので ずっと使っているもの、安い提案した素材、、などから選ばれます。
2、 例えば写真をもらってそれで作った編み地の厚み、風合い、柄をチェックします。

3、 それでサイズと仕様に基づいて機械の目数などを計算して編みます。(外の機械でないと雨ないものは外で編みます。 4、 そのあとリンキング(編み地を縫い合わせるということですね)をして洗い、アイロンなどの仕上げで出来上がります。 5、 その間に刺繍や、プリント、生地とのドッキングなど別の加工があれば、縫製工場や刺繍屋など加工場所へ持って行ってやってもらわないといけません。

>>>できたものを見ると簡単にできているように見えますが、我々はこれを急ぎのお客さんの物の場合は1〜3日くらいで作るわけですから楽なことではありません。
しかもセーターは何人の人の手を通ってできることなので、次から次へと次のことをやる人に渡していかないといけません。簡単なものは工場の中だけでできますが、外に出さないといけないものはその加工場所の人の協力も欠かせません。
車で持っていく、できたらすぐに持ってくる、また取りに来る、、間違っていたらまた持って帰る、、。交代で休んではいるけど、土日も何もありません。加工場所の縫製工場なども休みなどほとんどないと思います。こういう意識の人が集まらないとサンプルは早くできません。よく働きますね。

しかし、我々のような小さな会社では、大きな工場とかサンプルや生産工程などが固定されていて、システムにのっとって順番にサンプル作成や生産納期などを出してくるような工場とはほとんど取引ができません。こういう協力してもらえてやる気のある社長がやっている小さな工場でないといけません。

しかし、今の日本の低価格だと、それほど人を多く雇うわけにはいかず、精鋭の数人で管理しないといけませんが、これもなかなか人を見つけるのが難しい。セーターは上にも書きましたが、工程が多く、かなりの人の手を通らないとできないので素材で起こる問題も含めると、それを管理するためには結構煩雑なチェック事項があります。これを一つ一つできる人がなかなかいません。
特にファッション製品でもあるので、男には特に生産の仕事は向いていません。それと、日本語で言う3Kにあたる職業であると思うので、好んでやる若者がこれからどれだけいるでしょうか?

編み地の柄をコンピューターで組むなどの仕事はそれだけやるなら今風の仕事かもしれませんが、それを工場の中で試編み、それのやり直し、、忙しすぎるとやりたくもなくなりますよね。
今はそんなに残業残業は労働上の決まりとして無理なので、とりあえず納得のできる報酬がもらえて、効率よく仕事ができるようになってもらえればいいのですが。僕や工場の社長のやる気のために社員の人たちに無理ばかりさせるわけにはいきません。
となると、人が増やせない、いい人が見つからない、つまり社長の負担がさらに大きくなり、当然僕もそれを助けていかないといけない。それで社長に仕事が集中して大変なので、僕が半分くらい工場にいて、助けれることは助けて、彼の意識を高めて工場の改善をしていきながら、1年後3年後5年後も見据えて教育していると言うことです(今のところ目先の仕事をこなすのが精一杯ですが)。
我々と我々のお客さんがオーダーするから工場に仕事があるのは確かですが、彼らがいるから我々の仕事も成り立っている。まずは彼を助けて、その仕事を軽減できる管理者も育てること、そして彼に将来の準備のために費やす時間を作ってもらいたい。去年12月に中国に戻ってから何か進歩しているか? 1日1歩は進まないといけませんね。
僕も人を育てるということをもっと勉強しなければ!

2021年8月15日

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