毎週の行事のように上海事務所の陳さんが金曜日が孫のLEGOの塾の付き添いがあるため早く仕事を切り上げて一緒にいつものビッグモール印象城へまたやってきました。
地下はファーストフードの店も多い美食街です。日本勢では”すき家”があるくらいでしょうか。
見つけました、ドリアン専門のスウィーツ屋「許榴记(シーリウジー)」!
今回もしつこく言いますが 中国語の漢字で「榴莲(リウリエン)」がドリアンのことです。この中国語の字を覚えていただかないと何を話しているか、わかっていただけないかもしれないので、毎回書かせていただくのをお許しください。それと、今回のメニューに使われている漢字は中国語の”繁体字”なので、ドリアンの漢字が「榴蓮」このように微妙に違いますがこれの方が日本の漢字とほぼ同じなので気にせず説明します。
さて全メニューを紹介しましょう。
まずは「招牌爆漿榴蓮千層(ジャオパイ バオジャン リウリエン チエンツェン」→6寸は20センチくらい、4寸は13センチくらいでしょうか。”招牌”は看板メニューということ、”爆漿”というのは爆発するほどドリアンの果肉というか、果汁というか、が出てくる、、という感じの意味です。榴蓮はドリアン、”千層”はいく層もあるということでミルフィーユですね。6寸のを1/4カット(切片)48元とあるこれを買いました。美味しかったですが、値段的にも”爆漿”というほどドリアンの果肉がいっぱい使われているわけではありません。ドリアン初心者でも大丈夫ですよ!という感じです。マレーシアのドリアンを扱っているようですが、この看板メニューのドリアンだけは小さい字で、タイ(泰国)の金枕榴蓮(モントーンドリアン)と説明が書いてあります。このドリアンが我々が日本に輸入しているものなのですが、まあこういうスウィーツになると、味の分別はつかないでしょう。ここは気にしないで続けましょう。
左から、
6寸猫山王榴蓮千層(マオシャンワン リウリエン チエンツェン)→猫山王はお馴染みマレーシアのD197品種のドリアンを使った、ムサンキングでのミルフィーユです。これは買いたかったのですが、売り切れていました。これの値段が高いのはマレーシアの猫山王ドリアンが高級な扱いで高価だということですね。
6寸榴芒千層(リウマン チエンツェン)→”榴”はドリアン、”芒”はマンゴーなので両方が使ってあるミルフィーユです。2つの味が楽しめるということです。
榴蓮毛巾卷(リウリエン マオジンジュエン)→ “毛巾”マオジンとはタオルのことなのでドリアン入りのクリームをタオルののように巻いた、という感じでしょうか。
6寸芒果千層(マングオ チエンツェン)→これは”芒果”マンゴーのみ使用のミルフィーユ。
4寸榴蓮血糯米千層 (リウリエン シュエヌオミー チエンツェン)→ “血糯米”というのは黒餅米に似た赤紫色の餅米です。中国ではスウィーツ以外でも色々な料理に使われるものです。ドリアンとこの赤い餅米を使ったミルフィーユ。これも書いたかったのですが、売り切れていました。
榴蓮班戟(2支裝)(リウリエン バンジー)→ “班戟”というのは パンケーキというような意味です。これはクレープと訳していることもありますが、ミルフィーユと同じくらいの定番品です。2つ入り。
芒果榴蓮糯米飯(マングオリウリエン ヌオミーファン)→ マンゴーとドリアンの餅米ご飯。これは買って食べましたが両脇にマンゴーで餅米とドリアンを挟むという感じで餅米の硬めの食感と柔らかいドリアンがいい感じです。マンゴーとドリアンの違う甘さと食感を味わえます。美味しかったし、今日の中ではいちばんの珍味だったでしょうか。
榴蓮雪媚娘(2支裝)(リウリエン シュエメイニャン)と 榴芒雪媚娘(2支装)(リウマン シュエメイニャン)
→この2つはドリアンだけのものと、ドリアンとマンゴーが両方使われているという違いだけで、他は作り方も名前も一緒です。”雪媚娘”をそのまま訳すと「雪のように白い魅力的な女(わたし)を早く食べてください、、」という感じのネーミングですね。これのドリアンだけの方を買って食べました。
クレープは果肉が中心に集中している分ドリアンの味は十分です。餅米とドリアン、マンゴー使いのはちょっと慣れていない人には難しいかもしれません?このドリアンの匂いはきついわけではありません。ココナッツクリームというかココナッツミルクの匂いにも馴染むというのもポイントかもしれません。
さて、このようなドリアン専門フランチャイズの店が日本のイオンのフードコートに出店されることはあるでしょうか?いつ現れるでしょうか?
この👇の写真は我々の上海事務所の下の小さな商店街にある、最近結構増えてきたドリンク系のテイクアウトのフランチャイズですが、ここにドリアンを使ったシェイクが季節メニューで出ていたので買って飲みました。
これは、なんちゃってドリアンに近いような、ドリアン風味、、くらいのものです。
👆のCOCOは上海でもそこらじゅうにある中国のフランチャイズですが、この秋葉原や高田馬場などにも店ができています。
今は中国スーパーくらいでしか見れないドリアン、ドリアンが使用されている商品が日本に普及するためには、こういうドリンク系の店に、上のようなドリアン風味的なメニューが出てきて、在日の中国人から広まっていく、、、という感じで手軽なところから露出していかないといけませんね。 2024年 5月26日