一時帰国で日本に戻りました。今回は1ヶ月半くらいでまた上海に戻る予定なので日本に出張という感じですね。日本で時間の無駄づかいはしないよう常に予定を立てて、やれることをやりたいと思います。
帰国2日前の10月8日に我々の事務所から車で5〜6分の嘉定区にある上海瑞金医院(北院)でPCR検査を受けました。ワクチンも接種しているけど、何回やっても緊張するものです。次の日の朝 陰性の検査報告書を取りに行って、これで飛行機には乗れます。
仕事の整理や電話とかで忙しく、パートナーのCMさんの家にお昼を食べに行けなくて 残りのおかずを弁当にしててと頼んだら、上海のコストコで買ったというタピオカ入りアイスを一緒に持ってきてくれてみんなで食べました。それほど甘くもなく紅茶とコーヒーの間のような大人の味というかみんな美味しいと言っていました。
ちなみにタピオカというのはもともと白いものを黒く着色した写真の玉を指しているはずで、タピオカティーというのがずっと昔から僕らも飲んでいる、‘珍珠奶茶’(zhen zhu nai cha)です。200回くらいは中国で飲んでいると思いますが、気にしたこともなかったタピオカの原料は 調べたら、南米原産のキャッサバという芋の一種と書いてありました。この‘芋’(中国語で yu イウー)が以前紹介したスイーツのブランドの鲜芋仙(xian yu xian )や芋观园(yu guan yuan)の芋の字に結びついていてその原料を使ったスイーツであるということを初めて知ることができました。ずっとなんで「芋」と関係あるのか?とは思ったことはあったのでちょっとスッキリしました。。
去年12月に東京から上海に戻って今回東京に戻るまで“飛行機”に乗ってなかったので飛行場に行くのもそれ以来で、上海浦東エアポートがとても懐かしい感じがしました。
当然コロナで国際便は特に人が少ないので非常にスムーズに中まで入れました。飛行機も少し早めに出発。
直行便では最も値段が安かったのでもともとよく乗っていた春秋航空でしたが、普通なら窮屈な席もガラガラでソーシャルディスタンスもとってあって3つ並んだ席に僕1人座るだけだったのでまあまあ快適でした。
僕は一番最後に飛行機を降りたのでしばらく歩いてこの女性が赤ちゃんを抱いたまま荷物を置いて休んでいるのに追いつきました。あっ!と思った時は既に遅く、近くの中国の親切な女性が荷物を持ちましょう、と助けをだしていました。遅かった!と悔やんでその女性に僕のゴロゴロがついているバッグの上にのせていいよ、と言ったけど断られました。もっと注意力をもたないと!!
最近日本の感染も減ってきているからなのか、日曜日だからなのか、僕もそうなんだけど、結構海外から人が入っているな? と思いましたが、PCR検査の待ち時間が1時間ちょっとくらいだったでしょうか。
その赤ちゃんを抱いた女性は僕の1つ前の列で待っていて、日本語で迎えの人らしき人と電話していたのでおそらく日本人の旦那さんがきているのでしょう。中国ではよく見ますが、持ってきていたきゅうりをそのまま食べていました。春秋航空は機内食は自分で注文しない限りはでないので、お腹も空きますよね。
PCR検査の順番が回ってきて「30分以内に食事はしていないですね?」と係りの人に聞かれましたが、僕は食べてなかったけど、さっきのきゅうり食べてた女性は大丈夫か?そんな話先にしてくれよ!!待っていた時、まあまあの人が持参していたものを食べてたような気がしたけど??だいじょうぶか?
などと思いつつ、検査をしてそのあと結果を待つ間に 接触確認アプリのダウンロードです。MY SOSというもう1つの 入国者健康確認センターのアプリもとって一人一人にそのアプリが機能しているかの確認と説明をしていました。これは徹底しているなと思ったし、外国人はアプリを取るのも苦労することもありそれをフォローする係りの人も十分いたと思います。一人一人に係りの人がついて説明しているわりにはそんな長時間待たされているわけでもないし、文句を言う人もいなかったと思います。僕も日本の電話番号を持っていないので中国の電話番号での登録で少し苦労しましたが、丁寧に教えてくれました。これはさすが日本!
それからちょうど1週間経ちましたが、待機場所登録はしてあるし、MY SOSアプリで毎日テレビ電話みたいなのががかかってきて、背景の確認 録画されて、健康状態などを報告しています。僕は去年中国に戻った時はホテルで2週間隔離を経験しているし、いろいろ中国の厳しさが身についているのか、万一自分が原因で、、と思う気持ちもあるので運動くらいは外に出ますが、街中へ出て行って仕事をするのは2週間たってからにしよう!って思っています。ホテルで隔離よりは自宅にいるのは全然自由も多いし、仕事のできる設備もあるので、我慢できますよね。でも他の人はどうなのでしょうか。僕らは上海で飛行機に乗る前と成田に着いてからと2回PCR検査を受けていて普通に日本で暮らす人よりも安全な確率が高いので、さっさと仕事に出ていっても問題ないだろうとか、早く飲みに行きたいとか、、それはみんな思っているかもしれません。
例えばこの携帯を家に置いて別の携帯を持って出かけるとか? 電話がかかってきてもでなければどうか?とか。動き回って位置情報が把握されていたにしても警察に捕まるわけではないですよね?? こうなると真面目な人がバカをみるというか、正直な人は損をするとかよくあるパターンですね。
中国は入国者は全員隔離して徹底しているわけですが、別に今の日本のやり方がよくないとも思いません。どちらにも限界はあると思います。とにかく日本人、外国人にかかわらず、違反者をチェックして警告を与える、再度違反なら帰国させるか隔離施設に強制的に収容するとか、それくらいは場所や人を確保してやっていいと思います。というかやって当然だと思います。
1日の感染者も少なくなり、これから徐々にWITH コロナとか AFTER コロナの生活となってくるでしょう。中国がずっと厳しい管理をしていても 広州、東北地方、最近の南京など江蘇省、そして福建省と局地的にコロナのクラスターが出て、それを中国がどうやって抑えたかもわかっているはずです。同じやり方はできなくても防ぐ方法と準備をしてそれに備えることはできると思います。
テレビをつければずっと同じような番組で コロナ第何波があるとか、またピークが来るとかもう2年近く言っているようですが、それならその準備をしましょうよ! 日本は自由な言論ができる国だと誇るのなら それで結果を出しましょうよ! 中国に「さすが日本だ」と言わせましょうよ!
僕らが身近に感じるような 原料価格の高騰、当然物価も高騰、そして世界的エネルギー不足での電気代の値上げ、、など すでに中国で起こっていることが日本でも起こっています。総理大臣も変わったし、ちょうど選挙もあるんだし、今こそ頭のいいに奮起してもらって、そろそろ日本の意地を見せてあげましょうよ!って本気で思っているんだけど。。。
初めて日本で書くブログでしたが日本にいる間もできるだけ書いていこう!
最後に冗談半分でもう1つ、今日見た全国区のニュースの中で、世界、そして中国のエネルギー不足のことを放送していて、言っていることは正しいと思うし、勉強にもなるんだけど、中国のある工場が電力不足の停電?で手動で機械を動かしている!という映像と説明がありました。我々蘇州のセーター工場の末端の下請けよりも環境悪そうな小さな工場で、上半身裸の2人の男が作業している??ヤラセなのか? GDPが世界2位の中国は電力消費が当然多い〜〜とか放送しているのに、こんな工場の映像出してテレビ局もおかしいと思わないのか?この工場がどれだけ電力使うのか? 江蘇省をみる限りではこんな小さな工場が停電するかな?それは 大都市上海の我々嘉定区の中でも探せばいくらでも同じような小さな工場もあるとは思うけど、このニュースに出すような映像ですかね?これって日本の悪いとこだけ切り取ってそれを宣伝しているのと同じですよね。
全国区のテレビ局なんて頭のいい人じゃないと簡単に就職できないと思うから、ちゃんと活躍して日本を変えるための一翼を担ってほしい!!
2021年 10月17日