今東京にいて、家に友達が来るのでドリアンを食べてもらおうとイオンに行ったら最近よくみるタイのドリアンが売ってなかったので、新大久保のよくみに行く中国スーパーのドリアンを買いに行きました。タイのモントーン（金枕）ドリアンがイオンにないということはおそらく他のところにもないとは思っていましたが、その通りベトナムのドリアンしか売っていませんでした。店の女性はベトナム人？ガンヤオドリアンかと聞いたけど、ガンヤオって中国語？品種はよくかからないらしいですが、入荷したばかりで2日くらいは待った方がいいと言われました。お尻の部分がすでに少し裂けていて早く食べれそうな、匂いが結構きつめのを選びました。ちょうど小さめのがあったのですが、それでも5000円！！ 正直、ガンヤオ？金枕？ベトナムの金枕は日本にあることは少ない？それならもう少し高いはず？よくわかっていませんでした。
実は日本で我々が自ら輸入したタイのドリアン以外のフレッシュドリアンを食べるのは初めてで、別の中国スーパーにも一応見に行ってよさそうなのを選んだつもりでした。すでに裂けていて匂いを撒き散らすのは良くないので、店の人も２重に袋に入れてもらって、さらに自分の手提げ袋に入れて電車で持って帰りました。
1日半くらい家の玄関におきましたが、よりきつくなり、ちょうど食べ頃だと思っていた時、友達が都合悪くて来れなくなったと言われ自分で開けて食べました。
このお酒っぽい匂いと、中身の味と、種の大きさでベトナムのガンヤオドリアンというのは間違いなかったのですが、味はまあまあでした。甘いという感じが強い、タイのモントーンドリアンのようなクリーミーな感じではなくもう少し売れていた方がよかったか？僕の目がまだ未熟だから他にもう少しいいのがあったのかもしれません。
友達に食べさせる時フレッシュドリアンをそのまま食べるのに抵抗があるかもしれないと思い、イオンで買っておいたタピオカ入りココナッツミルクとインスタントのもち米（麦米）を買っていたので、タイ風にそれと一緒にも食べてみました。
大変なのはその後、この棘付きの皮を捨てるということですね。生ゴミの日は明後日、この皮もちゃんと袋に入れておかないとまだ少し匂いがします。窓とか開けていたら、隣の住人が臭いと思うかも？このまま袋に入れると棘でポリバックを破ってしまって家の中に匂いが出るので、皮を小さく切って新聞紙で包んで袋に入れました。ゴミを捨てる時も棘がゴミ袋を破ってしまえば匂いがして、誰かに文句を言われるかもしれません、、？とか、中国ではあまり気にしなくていいことも日本では気になります。僕は慣れているので、そこまでの匂いだとは思いませんが。
別の記事でも紹介していますが、食べれる果肉が普通のドリアンで30％程度として、残り70％は捨てないといけません。もし日本でフレッシュドリアンの輸入量が増えてきてら、このゴミのことも考えておかないといけません。
上海の近所の果物屋ならドリアンの裂けたところをちょっとだけ見せてもらって確認して、割って中身だけを持って帰って、皮は果物屋が処理してくれるし、自分で皮を捨てに行っても分別して捨てていれば1日2〜3回は管理する人が来ているので気遣う必要もありません。さすがドリアン消費大国中国！
とは言っても、上の写真のイオンに売っているタイのモントーンドリアンはこの状態ではほとんど匂いません。これを車で持って帰って、熟れてから食べて捨てる、、、割っても臭いというわけではなく、南国の匂い！であって、それほど違和感はないと思っています。棘もあるパイナップルとそんなに変わらない！というか、前も言いましたが、みんなのドリアンに対する意識を変えていくことからですね。新大久保の店だって、道に出して売っているわけですし。
多くの人に、とりあえず食べてみよう、と思ってもらうために、冷凍のドリアンが中国スーパーやドンキホーテにはそれほど高くない値段で売っているのでみなさんそれを買って食べてみてください！！それで、facebookとかで「ドリアン愛好会」とかでもできればファンが増えていくでしょうか。
最後にちょっとした豆知識で中国の動画投稿にいっぱい出ているものを紹介します。ドリアンの果肉以外の部分の食し方、というか使い方です。
皮の棘以外の中身の部分を切って茹でて、皮を取り出して液体部分に氷砂糖と粉寒天（多分こう訳すのがあっていると思います）を入れてゼリーのようになったものにココナッツミルクや牛乳を入れて飲む。
これが多く紹介されています。ドリアンの味が残っているようです。もしくは中国式の中国式のスープにも使われています。
棘は燻って潰してごま油になるとか。。。
それと、種は茹でたり、オーブンでドリアンを焼いた後、種だけをもう一度焼いて中身をそのまま食べているのが紹介されています。科学的根拠はあるかどうかわかりませんが、栄養、効能はどれもあるようです。
意外なものがありました。
棘ごと皮を茹でて、その水を使った「足湯」。体の”寒”を取り除く作用があると書いています。
こういうドリアンの皮を扱った動画投稿には共通のオチがついているものがあり、それは「他にも使い道がありますよ！それは、言うことを聞かない旦那をこれで叩くことです！」という感じです。しかし、これは中国的な強烈なジョークで、このドリアンの棘でもし旦那を本当にぶん殴ったら、大怪我か、死んでしまうかもしれないので危険なものなのです！先月上海でドリアンを選んでいる時、棚から落ちそうになったのを不用意に触っただけでも手のひらにいくつも穴があいて血も出るくらいです。子供のいる家庭などは要注意です。
さらに行き過ぎのユーモアで、ハエ叩きの先にドリアンの棘をつけたり、正座させた膝の下にドリアンの棘を敷いて旦那をお仕置きしているような動画もありました。日本でこんな動画が見つかったら大問題でしょう。
いずれにしてもドリアンの皮や種でも莫大な動画投稿があるほどドリアンが話題になるということです。
ドリアンの皮を使ったゼリーのジュースと、ドリアン皮の足湯は上海に戻ったら、絶対試してみてまた記事にします！ 2024年6月16日