広州に来た初めの日、タイのドリアン加工場の中国人女性と食事をして色々話を聞かせてもらってから、ホテルまで送ってもらい、すぐに広州で売っているドリアンをリサーチに行きました。
まずは果物市場と同じ広州市白雲区の三元里(サンユアンリー)のホテルの向かいにある卜蜂莲花(ブーフォンリエンフア)に行きました。歴史のある生活スーパーで元々グリーンのマークの易初莲花(イーチューリエンフア)という名前の方が僕としては印象あります。最近上海ではあまり見ないなと思い調べたら、この元々の「易初莲花」の手前の2文字は名前であって、『謝易初』(シエイーチュー 前記事にした汕頭、簡体字では汕头 スワトー出身の潮汕チャオシャン人)がタイに清朝末期に渡って苦労をし、菜種の販売から始めて国際的巨大企業にまでにした、タイの会社 CPグループ(https://ja.wikipedia.org/wiki/CPグループ)の傘下のスーパーマーケットです。



中国では正大集団という名前で有名であり、上海では”正大”と聞けば正大広場で、浦東プードンの東方明珠(テレビ塔)と一緒に写るこのような光景を思い浮かべる人は多いと思います。
さて 店の中に入るとスーパーのど真ん中に、おそらくCP集団自らの農場で栽培して輸出入をしているだろうフレッシュドリアンが綺麗に並んでいます。しつこいようですが、”榴莲 リウリエン”という中国語の漢字がドリアンのことで、泰国という時はタイのことです。4月3日なのでまだタイの金枕(モントーン)ドリアンはここにはないのですが買いやすいサイズで、今日、明日、明後日が食べごろというシールがついていますね。さすが!ドリアン大国タイの会社ですよね。こんな表示は初めてみました。



品種の細かいことを言っても食べてもわからないようなことも多いので、ちょっとしたパッと見て見分けれることで上の右2枚の写真を見てください。真ん中の写真の方でグリーンの枠の中の2つドリアンのトゲだけを見てもらうと、チンニーと書いている札の下のドリアンのトゲと、左のドリアンのトゲは明らかに大きさ、ゴツさが違いますよね。右のもう一枚の写真でジアルンとマオシャンワンで、左の2つと、右の1つはトゲの違いもありますが、右のものは1房1房の形がはっきりした凹凸、お尻のような感じです。外からみて3種類の違う品種だということがわかります。面白いですね。
それと、猫山王(マオシャンワン)はマレーシアのだろう!! と言われる方も知識のある方は言われると思います。僕もそうかなあ?と思っていましたが、タイにもあります。まあ”タイの猫山王”という感じですが。



さて、他のドリアン関係の食べ物もいっぱいありますね。先日紹介した定番化しているドリアンピザ、こういう売り方は上海ではみたことないですね。 冷凍庫やアイスクリームやクッキーのパッキング、ドリアンの台のデザインはCPグループのデザインですからオリジナルブランド(PV商品)だということですね。



そして夜ホテルに戻ってきた時気づいたのですが、なんと周りに3つもドリアンの専門店があります。スーパーや、探せば近くに八百屋もあるだろうし、この辺だけでこんなにドリアンが売っているというのは最大のドリアンの市場がある南国広東省広州の風物というか、一種の観光素材と言ってもおかしくないと思いました。
タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピンに行って本場でドリアンを味わうことはできますが、いろんな国のいろんな種類のドリアンをいろんな形で簡単に食べれるのは中国であって、この広州はその中でもかなり多くの種類のドリアンに出会うことができるところです。1ヶ月くらい住んで、色々食べてみたいですね。次に上海に戻った時は、ネット販売でいろんなものを取り寄せてみます!!